不動産の購入を検討するようになったら、自分はいくらまで住宅ローンを組めるのか気にしなければいけません。
そこで、今回は借入可能額の計算方法や住宅ローンを組む際の注意点を解説します。
不動産購入に興味のある方は知っておいて損しないため、ぜひ最後まで読んでみてください。
住宅ローンはいくらまで組めるかという計算方法
まず、世帯年収の何倍の不動産を購入している方が多いのかチェックしましょう。
2018年における住宅金融支援機構の調査によると、注文住宅で世帯年収の約6.5倍、建売住宅で約6.7倍、マンションで約6.9倍というデータが明らかになりました。
意外に高いと感じる方も多いのではないでしょうか。
次に、不動産を購入する際に知っておきたい借入可能額の計算方法を紹介します。
年間返済額の上限額は「返済負担率×税込年収-他のローンの年間返済額」という式で算出可能です。
また、借入可能額は「年間返済額の上限額÷12ヶ月÷4428×100万円」です。
借入可能額については、金融機関のサイトでシミュレーションできます。
年収や融資金利、返済期間などを入力すると自動で算出されるため、とても便利です。
ぜひ活用してみてください。
住宅ローンをいくらまで借りるか計算するときは返済額に注意
次に、住宅ローンを借り入れる際の注意点について解説します。
まず、借入可能額上限いっぱいまで借りることは避けたほうがよいでしょう。
貯蓄を切り崩せば高い住宅も購入できるかもしれませんが、老後の資金や教育費、万が一の病気のときに必要となる治療費などを考慮するとあまり無理は禁物です。
とりわけ、マンションの場合は、住宅購入代金のほかにも管理費や修繕積立金を定期的に支払う必要があります。
住宅ローンの返済に追われて苦労することは避けたいため、いくらまで借りるかはきちんと計算しておきましょう。
ちなみに住宅ローンの年間返済額は、年収の25%以内にするとよいといわれています。
返済可能だと保証できなければ、貸してくれる金融機関はないでしょうが、自分の収入と生活を考えて逆算することが大切です。
また、完済時年齢にも気を付けましょう。
一般的には、80歳以下が完済時の上限年齢となっています。
しかし、75歳以下のところもあるため、高齢で住宅ローンを利用したい場合には早めに申し込んだほうがよいでしょう。